10月24日
20歳、夏。
初めて彼氏ができた。
でも、実際にデートしたのは3~4回。
2ヶ月程度付き合った。
看護学生の一番大変な実習クールの前日に、「元カノが忘れられない」とフラれた。
一番大変な実習クールの前日という最悪なタイミングだったけれど、忙しかったので悲しむ間も無く21歳、秋になった。
ある人からツイッターをフォローされた。
住んでる県が同じとのこと。
実習期間は実習記録が大量にあって、夜は話し相手が欲しいものだ。
ツイッターで通話相手、いわゆるさぎょいぷというものを募集したらその人が名乗り出てくれた。
10月8日。初めてその人とSkypeをした。
実習記録が終わるまで話し相手になってくれた。
面白くて楽しい人だな~という印象だった。
次の日もSkypeしようと話し、その日は終わった。
次の日もSkype、またその次の日もSkype。LINEを交換し、毎日LINEをしていた。
多分、お互い惹かれあっていたんだと思う。
毎日LINEをし、毎晩電話をして、習慣になっていった。
10月24日、知り合って2週間で初めて会うことになった。
「水族館にいきたいね」という話しから、一緒に水族館に行く約束をした。
毎日話していたおかげで初めて会った気がしなかったし、何よりとっても楽しかった。居心地が良かった。
夕暮れ時、公園で気持ちの良い風にあたりながらベンチに座っていると、告白をされた。
初対面だったが、迷うことなくお付き合いを始めた。
初めての彼氏と別れてから約1ヶ月後のことだった。
お互い、住んでいる場所は少し離れていたので、週に一度、1時間半かけて行き来していた。
私は国家試験前で勉強が忙しかったけれど、それなりに遊んだ。
国家試験に合格し、看護師になっても忙しかったけれど、それなりに遊んだ。
交際は順調だった。
そして、恋人から東京行きの話をもらった。
一緒に来ないか?という話だった。
私は社会人一年目の途中だったが、行かないと別れてしまうかもしれない、と東京行きを決めた。
もちろん東京行きは簡単なものではなく、母に東京行きの話をしてからは母と喧嘩ばかりの毎日。
猛烈な反対を受けて、心が折れることもしばしばあった。
「もう私はいいから、あなた1人で東京に行ってくれない?」って恋人に言ったこともあった。
その度に恋人は、「一緒に行きたいんだ」と思いを伝えてくれて、私の母に説得してくれた。
時には私の実家に2人で乗り込んだこともあった。
反対を押し切り、22歳、春。
恋人と上京した。
上京してからは恋人との2人暮らしが始まった。
2人暮らしはとても楽しいものだったが、時には喧嘩をして別れ話をすることもあった。
2人は何度も困難を乗り越えながら、仲良く生活している。
23歳、夏。
1000日記念日のディナーの時にプロポーズをされた。
24歳、10月24日、秋。
丸3年付き合った記念日に入籍をした。
フォロワーが恋人となり、婚約者を経て夫になった。(夫とか照れる)
私の人生の中で、上京するなんて夢にも思わなかった。
ましてはフォロワーが夫になるとは思わなかった。
付き合ってから、いろんな経験をして、言えることがある。
“人生何が起こるか分からない”
たぶん、この先の未来も想像していないことがたくさん起こるんだろうなと思う。
今、人生が本当に楽しくて楽しくて楽しくて仕方がない。
そう思えるのは、いろいろな経験をさせてくれる夫のおかげ。東京につれてきてくれた夫のおかげ。
本当に感謝でいっぱいです。
まだ見ぬ未来、ワクワクする未来、楽しい未来、2人で一緒に過ごしていきたい。